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クラウドファンディング失敗したら返金?
クラウドファンディングをサポートする中で
特に多くの方にいただく質問です。
クラファンは多くの成功事例がメディアで
取り上げられがちですが、
失敗したらどうなるのか?
については取り上げられることは少ない
です。
そこで今回は、起案者が本当に気になる
◉失敗したら返金が必要になるのか?
◉それ以外のリスクは何がある?
◉失敗しないための対策方法は?
などについて解説します。
目次
結論、
クラウドファンディングは目標金額に達しなければ「失敗」となり、原則支援金は全て返金されます。
しかしクラファンの方式によっては、失敗しても例外的に返金せずに支援金を受け取れる場合があります。
それは
・購入型
・All-in方式
のクラウドファンディングです。
ここについて詳しく解説するために、
まずはクラウドファンディングの仕組み
から解説します。
クラウドファンディングとは従来の資金
調達のような少人数から大口で支援を
受けるのではなく、不特定多数の人々
からネットを通じて少しずつ資金を調達
する仕組みです。
支援した人たちは少額から投資ができ、
プロジェクトによってはリターンを受け
取ることもできるため、利用者数が非常
に増えています。
そんなクラウドファンディングには種類
や方式があり、それによって支援金の
返金の義務などが変わってきます。
購入型 | 商品やサービスをリターンとして 提供するプロジェクト。 実質「支援=購入」という扱い。 例外的に失敗しても支援金を返金 せずにすむ方法がある。 |
---|---|
寄付型 | 「支援金=寄付金」 のクラウドファンディング。 そのためリターン品はなし、 あるいは報告書やお礼の手紙など。 失敗は全て返金が必要。 |
金融型 | 株式発行やファンドの仕組みを 利用したクラウドファンディング。 貸付型・株式型・ファンド型の3つ があり、支援者には金銭でリターン が支払われる。 失敗は全て返金が必要。 |
寄付型・金融型はクラウドファンディング
自体が失敗となれば支援金は返金です。
しかし購入型には例外的に失敗しても
支援金を返金せずにすむ方法があります。
それは購入型クラウドファンディングで
All-in方式を使うことです。
All-or-Nothing方式 | 目標金額を達成することで初めて 支援金を受け取れる方式。 達成できなかった場合は全額返金。 |
---|---|
All-in方式 | 目標金額に達しなくても 支援金を受け取れる方式。 ただし支援者にリターン提供が必要。 プロジェクトを必ず実行する必要あり。 |
購入型には以上の2つの方式があります。
そしてAll-in方式は例外的に返金せずに
済むんです。
・購入型
・All-in方式
のクラウドファンディングです。
この形式だけは目標金額まで支援金を
集められなくても、集まった分の資金を
受け取れます。
「なら全てこの形式がいいのでは?」
という声をよく耳にしますが、実はこの
All-in方式のプロジェクトにはリスクも
あるんです。
それは以下の2つ。
・手数料やリターン作成は必要
・最悪赤字になる可能性もあり
まず支援金を受け取るために手数料と
リターン提供が必要になります。
この経費がかかるため、
最悪赤字になる可能性もあります。
リターン制作は損益分岐点を下回る場合、
赤字になる可能性があるからです。
そのリスクを認識していないと、
最悪借金をしなければいけなくなる可能性も。
「返金がない=絶対プラス」というわけ
ではないので注意しましょう。
ここまで解説したクラウドファンディング
失敗時の返金リスクですが、より分かりやすくするために事例を3つご紹介いたします。
女優の真木よう子さんがCAMPFIREにて、自身のフォトマガジンをコミックマーケットに出店するプロジェクトを立ち上げました。
こちらのプロジェクトは
・一般人が同人誌を作り、出店するコミックマーケットにて有名人が出店する点
・一般人が自費で同人誌を出版しているにも関わらず、クラウドファンディングで資金を調達しようとした点
上記の2点により大きく炎上し、フォトマガジンを出版する計画は中止になってしまいました。
上記で解説した通り、プロジェクトの中止なので、624人から計650万円を集めましたが、全額返金することになりました。
支援金自体は集まっても、プロジェクト自体が失敗してしまうと返金しなければならないという事例です。
シンガーソングライターの泰葉さんはクラウドファンディングでCD制作を行おうとしました。
目標金額は300万円で出資者を募りましたが、17万円しか集まりませんでした。
さらに17万円の出資者に約束していたリターンのCDも作ることができず、一時返金も行われず、炎上する事態になりました。
こちらも上記で解説した通り、プロジェクトが正しく執行できない場合ですよね。
最終的に返金する形になりました。
ZANOはヨーロッパ発のスマートフォンと接続し、写真・動画撮影をすることができる超小型ドローンです。
このプロジェクトは当初、機能の高さ、外見の魅力から1万人以上から230万ポンド(約4億2500万円)近くの大金を集め、大成功したように見えました。
しかし完成予定日間近になっても出荷予定の15000のオーダー数に対し、600台のみしか出荷することができず、出荷した製品すらも操縦がまともに行うことができない状態でした。
最終的にはZANOを運営している会社は倒産してしまい、現段階では返金の目処も立っていない状態です。
こちらは世界最大規模のクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterを通じて募集されており、Kickstarterの利用規約には
プロジェクトを実現することができなければ、出資者による法的な処置が取られることになる。
と明記されているので、将来的に返金される予定ではありますがあまり現実的ではありません。
資金調達自体は大成功でしたが、こんな事態になる可能性もあることを覚えておきましょう。
ここまで「クラファン失敗で返金は必要か?」について紹介しました。
ですが実際「そもそも失敗したくない」と思いますよね?
そこで最後にクラウドファンディングで最も失敗しづらい方法を紹介します。
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いかがだったでしょうか?
今回の記事ではクラウドファンディングに失敗すると返金は必要なのかを解説しました。
結論ですが、基本的にクラファンは失敗すれば返金が必要です。
ただし一つ例外があります。それは、
・購入型
・All in方式
のクラウドファンディングでした。
これだけは注意しましょう。
また根本的に失敗しないためには『クラウドファンディング代行』を検討しましょう。
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